経済産業省が提唱している「健康経営」によって、スニーカー通勤を推奨する企業が出てきています。スニーカーを履くことによって、従業員の健康促進や生産性向上などが見込めるとされています。
これまで革靴やローファーを履いていた方にとって、ビジネスにふさわしいスニーカーとはどんなものかイメージがわきにくいものです。ビジネスに適しているスニーカーで重視するべき要素は色と素材、デザインです。
また靴下との合わせ方も考慮するべきですし、こまめな手入れも欠かせません。
この記事ではスニーカーの選び方と靴下との合わせ方について言及しているほか、手入れの仕方も説明しています。
ベーシックカラー
スニーカーの色は黒や白、ネイビーなどのベーシックカラーにしてください。シーンを問わず、どんな場所にもなじみやすくコーディネートも簡単です。ただし、白いスニーカーは汚れが目立つため電車通勤には不向きです。
黒いスニーカーは上質さ、堅実さを感じさせるためビジネスシーンでも活躍します。電車通勤でも問題なく使えますが、全体のコーディネートが重くなりすぎないようにバランスを取る必要があります。
ネイビーはシックさとカジュアルさを兼ね備えていて、幅広いコーディネートを楽しめます。どんな色の服にも合わせやすいのですが、特にブラウン系とは相性がよいのが特徴です。
シンプルなデザイン
ビジネスにおけるスニーカーのデザインは、装飾のないシンプルなものがベストです。靴底の分厚いものや派手なものは避けてください。ローカットで、クッション性の高いものであれば足や腰にかかる負担を軽減できます。
またコーディネートの面でも合わせやすく、全体のバランスを取りやすいという点でもおすすめできます。
レザースニーカー
革製のスニーカーは、スーツスタイルやオフィスカジュアルとも相性がよく合わせやすいメリットを持っています。エレガントさを演出したいとき、よりフォーマルなスタイルに仕上げたいときはレザースニーカーを履いてください。
靴下との合わせ方
スニーカーや服装が整っていても、靴下の選び方によってはいまいち決まらないスタイルになってしまいます。スーツスタイルであればロングソックス、カジュアルスタイルであればくるぶし丈のソックスを選ぶようおすすめします。
また、スニーカーの色によっても最適な靴下の色は異なります。白いスニーカーには白かネイビーの靴下が適しています。黒いスニーカーならネイビーか黒、ネイビーのスニーカーは白か黒をおすすめします。
これ以外に、カバーソックスを合わせるコーディネートもあります。
手入れの仕方
日常的な手入れとして、帰宅したら風通しのよいところに保管するか、消臭剤を使います。
雨で濡れた、または汗をかいたときは陰干しをして臭いや雑菌の繁殖を防いでください。
また防水スプレーを吹き付けておくと汚れにくくなり、手入れにかかる手間を省けます。もしも汚れがついたときは靴紐を外して、固く絞ったタオルや柔らかい布でやさしく拭き取ってください。そのあとに改めて防水スプレーを吹き付けます。
まとめ
ビジネスシーンでスニーカーを着用するときは、ベーシックカラーのものを選んでください。またシンプルで装飾の少ないデザインにして、配色は2色以内にするとオフィスでも浮きません。足や腰への負担が気になる方はクッション性の高いものがおすすめです。
素材は革製のものを1足は持っておくようにしてください。スーツやオフィスカジュアルなど、どんなスタイルでも上質さとエレガントさを演出できます。
靴下はスニーカーの色によって、適した色が異なります。またスーツスタイルならロング、カジュアルスタイルならくるぶし丈のものが適しています。
汚れていたりしみがついていたりするスニーカーを着用してはいけません。防水スプレーや消臭剤を使って、こまめに手入れをしてください。