働き方改革の影響を受け、ジャケットとTシャツを合わせるオフィススタイルが定着しつつあります。Tシャツは元々アメリカ海兵隊のものとされていて、1950年代に映画をきっかけにファッションアイテムとして流行しました。
機能性とラフさを兼ね備えたTシャツを、オフィスに適したスタイルにコーディネートするときは清潔感やサイズ、素材の吟味が欠かせません。また、ジャケットもTシャツに合わせたカジュアルさが必要です。
この記事ではジャケットとTシャツの選び方、コーディネートにおける注意点についてふれています。それぞれのポイントを押さえておけば、アイテムを選ぶときの参考になるはずです。
ジャケット選びのポイント
ジャケットを選ぶときは着丈が短く、肩パットが薄いテーラードジャケットを選びます。元々カジュアルなTシャツと合わせるため、ウールのジャケットではフォーマルすぎてバランスが取れません。
またTシャツと合わせるとジャケットの襟回りには皮脂汚れが付着します。ウォッシャブルタイプであれば自宅で洗えるため、常に清潔な状態を維持できます。洗濯の頻度として週に1度か月に1度はおこなってください。
そしてジャケットの素材はポリエステル製がおすすめです。しわになりにくいだけでなく湿気を含みにくい性質上、湿気を逃がして蒸れを防いでくれます。
Tシャツ選びのポイント
オフィスカジュアル向きのTシャツは、首元に高さのあるモックネックです。このタイプのシャツは、着丈が長く肩パットが厚めのジャケットにも合わせられます。ほかにはクルーネックやVネックも適しています。
色はホワイトやベージュ、ブラックが無難です。生地は光沢がある無地のものを選んでください。
Tシャツを選ぶとき、首元の開きすぎているもの、襟元がよれているものは避けてください。もし着用しているうちに襟のよれが目立ってきたら、早めに新しいものを購入します。
また、メーカーや生産国によっては同じMサイズでも着丈や身幅などが違います。購入前に必ず試着して、自分に合っているか確かめてください。
コーディネートの注意点
ジャケットとTシャツを合わせたオフィススタイルでは、TPOを重視するべきです。自分の選んだ服装が、職場や共に働く人、出会う人にどんな印象を与えるかを考えてください。
Tシャツの裾がジャケットから露出することのないようにしてください。ジャケットからTシャツの裾が見えていると、カッチリした印象が崩れて全体のバランスが整いません。またビジネスにおいても頼りなくみえます。
自分が人からどのように見られたいかをイメージすると、自然とふさわしいアイテムを選べるはずです。
まとめ
ジャケットとTシャツをオフィスに着用するメリットは、身軽さと機能性の高さが挙げられます。ですが、反面カジュアルになりすぎる傾向があるため、素材や色を吟味する必要があります。
ジャケットは着丈が短く肩パットの薄いテーラードジャケットを選んでください。ポリエステル製であればしわになりにくいだけでなく、自宅で洗えるものがあります。Tシャツはモックネックタイプで光沢のあるものがおすすめです。
コーディネートの際、Tシャツの裾がジャケットからはみ出さないようにしてください。バランスの悪さだけではなく、ビジネスにおいても信用を得にくくなります。TPOを意識して、清潔感のあるスタイルを作り上げてください。